【地域+クリエイション】あきないカフェを開催して

中小機構が推進する「ふるさとプロデューサー育成事業」に研修という形で参加して3か月ほどが経過しました。10日間ずつ3回の研修があり、残すは12月の最後の10日間のみとなりました。

ふるさとプロデューサーという呼び名が東京で活動、なおかつポジショニング的にも自分にとって最適かどうかがよくわからない感じでモヤモヤするのでなんとなくタイトルに入れるのをやめました。クリエイターとして地域にどのようにアプローチしていけばいいのか、ゆっくり考えていこうと思っています。

しかし、来年の2月に開催のギフトショー、ここには活動の中で生まれたなんらかのものを出展できるように、そこだけは意識して日々の考えなどをまとめていきたいと思います。ここへの出品は三鷹としても大きなアピールにつながると思っているので、せっかくの舞台は大いに活用したいと考えています。

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10月25日、その日の三鷹駅前はいろんなイベントが同時に開催されてとても賑やかでした。その中の一つ、商工会館で開催された「MITAKA1日あきないカフェ」というイベントの立ち上げにも参加。ロゴやら宣伝用のマンガなどを担当しました。もちろん当日もイラストのワークショップを出展しました。

あきないカフェ公式サイト
http://akinaicafe.com/
akinai


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今回のイベントは三鷹のクリエイターでチームを組んで推進しました。地域の役員の方々が若い我々世代に一任してくれたのでこういった「真面目にふざけた」イベントとなりました。これまでの三鷹にはない「地域とクリエイターがしっかり手をつなぐ」ことの実現で、新しいイメージを発信することができたのではないでしょうか。

僕自身、このイベントに参加することで、地域の企業や様々な活動をしている方たちとも素晴らしい縁をいただくことができました。さらに、地域の人たち(特にこども達)と触れ合うことができ、あらためて自分の住む町の良さや温かさ、楽しさを感じることができました。楽しいところに人は集う。これもふるプロの研修で学んだ「つどいたか」の一つだなあと実感。

以前に作って現在は完売中の「みたカルタ」。今回のイベントでみたカルタ大会を開催しました。といっても僕が主催してやるわけでなく、自発的に地域の方がやってくださっているんです。これってすごいことです。自分で作って、自分で売って、自分で使って、、、これでは体がいくつあっても足りないですし、ビジネスとしても全く継続不可能になってしまいます。今までの僕はまさにこうして消耗していました。

みたカルタに関しては、全く逆でした。作ったのは僕ですが、宣伝や販売、イベントでの使用など、全部他のかたがやってくれたのです。まさに商品の一人歩き状態でした。しかもカルタを通じて様々なかたとも知り合うことができ、また、僕というクリエイターが三鷹にはいるんだというアピールにもつながりました。地域に発信することや地域で仕事をすることの魅力を実感することができたのです。

今回のカルタ大会の様子
2回戦ではおばあちゃんも混じってカードに飛び込んでいらっしゃいました。
写真 2015-10-25 15 43 777

さて、あきないカフェでのみたカルタ大会は大いに盛り上がりました。大人も子どもも年齢差を忘れてカードを取り合う。真剣かつ楽しんで!本当に作ってよかったと思いました。また、途中で読み札が1枚無くなるというハプニングがあった時に参加者の男の子がその読み札の文言を空で言ってくれたんです。

これもすごい。読み札を覚えてるんです。こんなにもやりこんでくれているんだと思うと作者としては感動です。

会場にゴザを敷いてカルタ大会!
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はい、手は後ろ〜〜!
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真剣そのもの!
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飛び込む!
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少なくなるとすごい緊張感が!
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みんな本当に楽しそうでした。

今の世の中にはオシャレなものやカッコイイもの先進的なものなど、俗に言う「いまふう」なものがたくさんあります。クリエイターとしてそういったものは好きですし、もちろん取り入れていかなくてはならない要素ですが、カルタ遊びのように変わらないから世代を超えて楽しめるものがあります。

僕がイラストレーションやデザインをする時に気をつけていることがあります。わかりやすいこと、目立つこと、見た人が不快にならないこと。

できるだけ多くの人が楽しめるもの。
僕が作るものはそういうものでありたいと思います。

 
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イラストレーターナド。
ふるさとプロデューサー、三鷹商工会員、三鷹市観光企画委員、イラストレーターズ通信会員。クリエイティブ業界で20年目。嫁1人、娘1人。関西弁。