このGW中、3日間にわたって開催されるまんだらけ主催の「大まん祭」。
初日の資料系同人誌即売会「資料性博覧会」に行ってきた。
同人系のイベントに足を運ぶのは初めてだが、自分も「あの肉の消しゴムFILE」(まんだらけ通販で発売中)という資料系同人誌を出版しているということもあり、出店こそしなかったが(すればよかった)どんな感じなのか見に行ってきたのだ。
場所は中野サンプラザ13階。
ここに入るのも初めてだ。
1フロア全体が宴会場となっていて、そこを借り切ってのイベントだった。資料系といってもいろんなジャンルがあり、メジャーな消しゴム系〜海外のもの、漫画、文具、ドラマ、アニメ、オカルト、おもちゃなどなど、、様々なマニアがいるもんだなぁ〜と。
そしてマニアの方々の知識がすごい。さらにどうやって手に入れたのかわからないような極秘な情報もまとめられていたり、好きの情熱がなせる技なんだなあと。
自分も同人誌を出してからSNSなどで、そっち方面のいろんな方と知り合いになり、ご本人にお会いできるというのもこういったイベントの醍醐味。
資料系同人誌イベントは本日のみで、明日明後日はソブビ、シール類のイベントとのこと。
それでは戦利品を紹介して終わりにしたい。
まずは、怪奇漫画 吸血蛾人でおなじみの、西たけろう氏の復刻本「黄金」。
実際には西たけろう名義の「黄金」という単行本は存在しない(たぶん)。これはもともと食人記という単行本なのだが、今回会場限定でまんだらけが独自に幻の表紙で復刻された本である。
経緯としてはまんだらけウェブサイトに以下のように書かれている。
(以下引用)
大まん祭限定版カバーのタイトル『黄金』について
東考社の新書判コミックスレーベル「ホームランコミックス」の1冊として1970年頃(発行日未記載のため推測)に発行された『恐怖の肉人形』124ページに、「好評発売中!!作・構成 西たけろう『黄金』」という宣伝が掲載されています。冷静に考えれば、同時期にいばら美喜『黄金』が発売されていることからも作者名誤表記と考えるのが普通ですが、少ない可能性にロマンを感じるのがコレクターです。 同時期に同レーベルから同タイトルのコミックスが発売される訳がありません。だけど、あっさりと認めたくない……。買取表に「西たけろう『黄金』応相談!」と掲載しつづけたまんだらけから、そんな思いを抱いて生きてきたコレクターの皆さまに向けた特別仕様です。
直筆サイン入り。
裏移りの感じが直筆であることを証明
次に、まんだらけトラッシュ
僕はもともと、漫画のコレクターで、しかも怪奇漫画メインということもあり、こういった資料本に目がない。日野日出志の漫画はほぼコンプしていたが、本棚に入りきらなくなり今はほとんど処分してしまった。
怪奇漫画といえは「ひばり書房」のヒットコミックスと、「立風書房」のレモンコミックスが僕の青春だった。同じタイトルでカバーや番号の違うバージョンがいくつもあり、真のコンプはかなりハードルが高い。
こちらは怪奇大作戦解説本
なんとなく目に止まって購入。世代的にリアルタイムではないが、一時期TouTubeなどで漁って見ていた。いろいろ問題があって欠番となっている24話「狂鬼人間」についても、しっかり解説されている。
前から欲しかった本。今回のイベントに出品されるということで無事ゲット。
ビックリマンシール、キン消しと同時期に集めていた「ネクロスの要塞」。
その原型の写真集。
本当に素晴らしい。
ワックスで成形された原型はヌメリがあり、非常に味わい深い。
最後にツイッターで「スゲーな」と思ってその制作を常に注目していた図鑑がついに完成したということで購入。作者の「木曜グランプリ」氏はすごい種類の資料系同人誌を、すごいスピードで出版するまさに職人。この全ウルトラ怪獣消しゴム図鑑は160Pもある大作。
細かく仕込まれたネタ的なデザインやキレイな写真は同人誌と思えないクオリティ。今後ここまでの同人誌は出ないだろうというくらいのボリューム感で本当にすごい。
ご本人にも初めてお会いしたが、想像してた雰囲気と違ってスリム系の人だった!
立つほどの分厚さ。
全ページオールカラー。
手持ちにない消しゴムはイラストで表現!(この手があったか、、、)
いい感じにチープな封筒に入れてくれました!
という感じで久々にいろいろ買ってしまった。
その後、イベント会場を昼過ぎくらいにあとにし、中野駅で娘と待ち合わせて同じく中野で開催中の「ラーメン女子博2018」に行ってきた。
その待ち合わせの時の娘とのエピソードは→こちらの漫画で。
あと、まんだらけで販売中の僕の同人誌(キン消し全リスト本)もよろしくです。
あの肉の消しゴムFILE Vol.1
あの肉の消しゴムFILE Vol.2