先日までかなりバタバタしてたのですが、
ここのとことはちょ〜っと余裕ができたので、
何かお楽しみというか、リフレッシュしたいと思って
前々から行きたかったのに行けてなかったところに行こう!と、
憧れの地、「椎名町」はトキワ荘マンガミュージアムに行ってきました!
それではどうぞ!
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いや〜、今年もあっつい。(毎年言う)
その日も良い天気でたっぷり光合成をしながら出かけた。
東京に引っ越してきて18年くらいになるけど
トキワ荘があった町「椎名町」には初めて訪れた。
もともとマンガ家を目指していた学生時代からその存在は知っていたけど
なかなか行く機会がなく、ずるずると時間が経ってしまった。
当時のトキワ荘自体は既に解体されて存在しないのだが、
復元されて、ミュージアムが開館したということで「これは絶対行っておかないと!」と思っていました。
私は藤子先生の「まんが道」が大好きで(もちろん全巻持っている)、長年バイブルのようにしている。仕事で困った時や、悩んだ時にどの巻からでもいいので読み始めるとたちまち元気が出て、「よし、やろう!」という気持ちになる。
まんが道はいろんなバージョンがあり、どれも必読の書。
私は思い立った朝一番で予約をした。(事前予約必要)
当日だったが幸いにもすんなりと予約が取れた。
その日たまたま再開する日だったらしく、
新しい企画展も始まるとのことで運命を感じる。
うちから「椎名町」はちょっと行きづらいので、大江戸線を使ってもう一つの最寄駅から行くことにした。
(本当は椎名町から歩きたかったけど、、)
これだと乗り換え一回で行きやすいことがわかった。
落合南長崎駅から10分くらいで、トキワ荘マンガミュージアムに到着。
午前中は小学生の社会見学なのかな?子どもたちがたくさん見にきていた。
時刻は11:30。私の予約時間は14時だったので、まだまだ時間がある。
実はお昼に「絶対食べたいもの」があったので早めにきたのだ。
ていうか、この地を訪れるファンは必ず行くでしょう。
松葉のラーメンだ。
まんが道を読んだことがあるなら一度は食べてみたいラーメン。
現在もこうして現役なのだから本当に嬉しい。
平日でまだ12時前だったので、一番乗りだった。
店内に入ると煮干しの出汁のようないい香りがした。
すると奥からおかみさんが「いらっしゃ〜い」と優しく声をかけてくれた。
ラーメンとチャーハンが一番人気とのこと。半チャーハンはやってない。
チャーハンは次回食べようと思い、
私は贅沢にチャーシューメンを注文した。
(チャーシューメンってお金持ちの食べ物と思っている)
15分ほどでラーメンが到着。
その時店内は既に満席だった。
あっさりとした醤油ラーメン。
たっぷり入ったスープが本当に沁みる味で美味しい。
なんといってもチャーシューの大きいこと、分厚いこと。
しっかり歯応えのある昔ながらのチャーシューで食べ応えがある。
個人的にトロトロチャーシューとか煮豚っぽいチャーシューは好みではないので、まさに私が食べたかったチャーシューメンだった。
ほんと、おすすめです。
食べ終わって一瞬焦った。。。。
財布に現金が入っていなかった。。
最近はほとんど電子マネー化してしまっていて、気をつけないとな〜とつい先日思っていた矢先だった、、、
しかし、カバンに数ヶ月前から入れっぱなしの封筒に1000円が一枚残っているのを思い出した!
このお金は何かでイラストを描いたときの謝礼を現金で受け取っていたもので、たまたま1000円残っていたのだ。
まさに「まんが道」にも同じようなシーンがあり、
奇しくもあの時の藤子先生の焦りを体感することができたのだ。
あぶなかった〜笑
ミュージアムや松葉のある通りを「トキワ荘通り」と呼ぶらしい。
そこにトキワ荘に関係のある漫画家の単行本が自由に読める夢のような空間があった。「トキワ荘マンガステーション」だ。
壁一面のマンガ。いや本当にすごい。中にはお宝本も。
私は寺田ヒロオ先生の漫画を読んだことがなかったので一度読んでみたいと思っていた。
もちろん、スポーツマン金太郎や背番号0も蔵書されていたので読んでみた。
とても朗らかでこれぞ児童漫画だなと思わせる雰囲気に寺田先生の人柄を垣間見た気がした。まんが道で読んだ通り、優しく頼もしい感じだったんだろうな。
スタッフのおばちゃんもめちゃくちゃマンガ好きで、いろいろ教えてくれた。
松葉のおかみさんも3代目だとか地元にも精通している様子。
まだまだ話していたかったが、予約の時間までに椎名町まで歩いてみるというと、散策マップを渡してくれた。
地元愛はもちろん、外から来た人にも優しく接してくれる。
椎名町の駅構内には大きなパネルが設置されていた。
椎名町へはトキワ荘通りから目白通り、山手通りを経由して行けるのだが、あえて大通りを通らず、トキワ荘通りか目白通りから北に向かって住宅街を抜けるのも楽しい。
そろそろ時間になったので、元来た道とは違う道を通ってミュージアムへ向かう。
ついに憧れの建物にはいることができた。
再現度が高く、当時の建物を移設したかのごとく、そのままな感じがした。
館内は2階の再現展示は写真撮影可能、1階の企画展示は撮影不可とのことでしたのでご注意を。
その日は七夕で、短冊を書くコーナーがあったので、私も絵を仕事にしているものとして願いを書いてきた。
廊下の突き当たりに順路となるエレベーターがあり1階へ降りる。
1階では今回の企画展「漫画少年 大展覧号」が開催されていた。
ショーケースには貴重な漫画少年が全号101冊ずらりと並べられていた。
ページを開いての展示もあり、当時の誌面を見ることができた。
モニターでは水野英子先生やよこたとくお先生らのインタビュー映像が流れる。
当時のことなどを話していてとても興味深かった。
ついに来れた憧れの聖地を十分に堪能し、レジェンド漫画家たちから暑いパワーを受け取った。
明日からまた頑張るぞという気持ちで
私はトキワ荘を後にした。
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