【検証マンガ】クリエイターの現場

クリエイターの現場を別の現場、レストランに置き換えてみたらいろいろおかしいなと思うことが見えてきてわかりやすい気がしたのでマンガにしてみた。

それぞれタテに進んでいきます。左右で対象になっています。

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おちまい。

というわけで、レストランで値切る人ってあんまりいないな。なんでなんやろ?
口に合わなかったとしてもきちんと払って出るよね。

印象というか、固定概念というか、そういうものなんだろう。

ま、僕の場合は「ちょっとここに似顔絵描いてよ」とか多いのだが、得意だったらいいけど僕は似顔絵が苦手。苦手なことを下書きもなしでその場でパッととか無理なわけで。そこには得意な人より労力と時間がいる。

それはさておき、最近デザイン費の値切りとか、その値切り方とか、著作権譲渡問題とか、なんか周りからいろいろ聞こえてきて、クリエイターなんて商売はもう成り立たないんじゃないかとさえ思っちゃうわけで。

僕の場合は、商業イラストそれも実用イラストに特化してるので難解な絵は描かないし、自己満足な絵も描かない。自分の世界観なんかもあまり意識しない。こういうと絵にこだわりがないと思われそうだが、そうではない。絶対的なこだわりは「だれにでもわかりやすいこと。」だから自分の中の「アーティスト」を排除しているだけだ。
だから信頼できるデザイナーに納品した後はデザインに合わせて色を変えられようがトリミングされようが一切気にしない。修正してくれと言われたら修正もする。

自分の絵に執着するよりも、最終的にアウトプットされるものがいいものになっていればそれで良いと思うタイプのイラストレーターだ。なにより一緒に作り上げた感を大事にしている。

こういった考えはお金の部分にも影響している。

ある程度信頼できる段階まできた相手とはできるだけ駆け引きしたくない。
見積もりを要求されたので出したら、実は予算がこれしかなくて、、、って後から言われるのほど辛いことはない。もし気を使いすぎて相手の予算より安く出してたら、、、と思うと、なんとも言えない気持ちになる。
予算がなかったらそのまま伝えてほしい。その中でできることを模索するのもクリエイターの仕事だと思う。逆に予算がきちんとあるときはガッツリ喜ばせてほしい。予算以上の喜びを返すから。

なんかこういうこと書こうと思ったわけではなかったのだが、クリエイターのフィーについて考えて書いてるうちに横道にそれた。

とりあえず、クリエイターに何か頼むときは「予算いくらでこういうことがしたいけどできる?」って聞くのが一番いいと思う。

 
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イラストレーターナド。
ふるさとプロデューサー、三鷹商工会員、三鷹市観光企画委員、イラストレーターズ通信会員。クリエイティブ業界で20年目。嫁1人、娘1人。関西弁。