KADOKAWAから発売された、レタスクラブMOOK「材料2つde超簡単! Mizukiのやみつきおかず」のイラストレーションをまるまる一冊担当しました。
今回はそのイラスト制作の手順なんかも。

イラストレーションの内容は各レシピの材料や手順の絵。シンプルやけど、きちんと「材料が何か」、「どのような作業か」がわかるよう気をつけて描きました。
失礼ながら著者のMizukiさんって知らなかったんですが、有名な料理ブロガーのようです。
イラストを描きながらレシピを確認してると、なるほど、簡単で美味しそうな料理ばかり。これは真似したくなるなぁと思いました。
よろしければ書店で手にとってみてください。
アマゾンリンク貼っておきます。
さて、描いたイラストはこんな感じ。

イラストタッチは「アナログでラフな雰囲気」というご依頼で、普段は完全デジタルで仕上げている僕ですが、今回は主線をアナログで描いて、それをスキャニングしてデジタルで色をつけるという制作の仕方にしました。
いつもよりちょっと手間がかかるんですけど、ゆるさはかなり出せたかなと思います。
女性らしい紙面のデザインともマッチしてると思います。(デザイナーも編集者も女性でした)

扉は料理の線画。

ヌキで使えるように画像データではなく、ベクターデータで仕上げています。

最近愛用している色鉛筆。
主線は色鉛筆を使っています。

色鉛筆っていいですよね。
通常の鉛筆と違って、手が当たっても汚れないんです。あと、スキャニングするときもスキャナーが汚れない。これまではうっかり原画に触ってしまってせっかく描いたのに黒くなってしまったりしてたんですが色鉛筆にしてからはそんな心配無しになりました。
しかもこの色鉛筆、フリクションなんで、間違っても後ろに付いてるゴムでこすれば消えるという。なんと便利な。
アナログ制作にマジでおすすめです。

これがこう、みたいな感じです。

結構なレシピ数で、イラストの点数も膨大でした。

その苦労の甲斐あって、可愛いレシピ本ができてうれしいです。
書店で見かけたらよろしくお願いします。